3. おおかみとひつじ
[00:03.63] きらめく星降る夜に
[00:09.75] あなたに/お前に物語る
[00:15.59] 小さな恋のおはなし
[00:26.50] 今夜は西の森にお星様が降るらしいと
[00:32.80] ねえさまたちは頬染めて口々にそう呟いた
[00:39.45] 願いごとを叶えてくださる不思議なお星様
[00:46.11] 教えて頂戴な わたしのいとしい運命のひと
[00:52.77] どんなに恐ろしい姿をしていたとしても
[00:59.39] わたしはきっと彼のことを
[01:02.60] 見つけてキスをするのだわ
[01:06.31] 嗚呼いとしい運命のひと
[01:09.22] はやくここに逢いにいらして
[01:12.67] 嗚呼まだ見ぬ運命のひと
[01:15.87] 逢いたいわそういますぐに!
[01:19.58] 空駆ける流星群 鼻先を操るしずく
[01:26.23] こんな夜は目を閉じ叶わぬ夢に身を焦がす
[01:32.88] 独りが寂しいといつから思い始めたろう?
[01:39.52] そうじゃない! 俺は狼さ少しそう
[01:43.50] 少し飽きただけ
[01:46.16] 甘やかな願いごと牙で隠して生きていく
[01:52.53] これからもそうさ俺は誇り高き一匹狼
[02:32.43] 漸く逢えたわ いとしいひと
[02:35.87] どんな味がお好みかしら?
[02:39.88] 砂糖漬け 塩胡椒 如何様にも
[02:43.07] 御好きなようにさあ、召し上がれ!
[02:47.06] お生憎様、お前みたいな
[02:50.50] 痩せたガキ食べる気も起きないぜ
[02:54.22] やめたやめた! 興が削がれた
[02:57.68] 早く帰りな仔羊さん
[03:01.67] あらまあ遠慮なさらないで!
[03:05.15] 優しく牙を立てて、さあ、ほら!
[03:08.86] なんだこいつ! こら、ついてくるなよ!
[03:12.32] 美味しく食べてね いとしいひと
[03:16.04] 流れ星の起こした気まぐれ
[03:19.75] ちぐはぐな二人
[03:21.61] おおかみとひつじ
[03:23.47] さあ召し上がれ
[03:25.06] プライドが許さない
[03:26.93] 食べて良いのに・・・
[03:28.78] 逃げて良いのに・・・
[03:30.64] 噛み合わない二人
[03:32.50] でも離れられない
[03:34.37] これが
[03:35.16] まさか
[03:35.95] 運命の出逢い
[03:45.26] あなたに逢うことずっと夢見てたの
[03:48.70] 思い描いた通りの優しい方
[03:52.42] 世界一いとおしいあなただから
[03:56.14] 食べられたって幸せなの
[03:59.87] 何かが違う こんな筈じゃなかった
[04:03.31] 確かに腹は減っているけれど
[04:07.05] ふわふわの毛並み 柔らかそうな肌
[04:10.76] 食べられたがる餌が居るなんて!
[04:14.22] 流れ星の願い事など
[04:17.67] 子ども騙しさ信じちゃいない
[04:21.66] けれど目の前のおかしな生き物
[04:25.38] 星降る夜に落ちてきた
[04:50.64] 噛みつき咥えて駆けて逃げ出した
[04:54.36] 一匹狼の誇りも知るものか
[04:57.82] お前だけは俺が守り通す
[05:01.54] どうぞいつでも美味しく召し上がれ
[05:05.26] 数え切れない夜を過ごしたけれど
[05:08.71] お前/あなたと居れば世界はきらめくよ
[05:12.42] 嵐の日々も花を待つ冬でも
[05:16.14] 二人ならば口遊み歩けるだろう
[05:19.86] これはちぐはぐな二人の物語
