熱異常 - 足立レイ
[00:00.46] 「死んだ変数で繰り返す
[00:05.24] 数え事が孕んだ熱
[00:10.55] どこに送るあてもなく
[00:15.61] あわれな独り言を記している
[00:21.45] 電撃と見紛うような
[00:22.78] 恐怖が血管の中に混ざる
[00:24.11] 微粒子の濃い煙の向こうに
[00:25.44] 黒い鎖鎌がついてきている
[00:27.03] 消去しても
[00:27.56] 消去しても
[00:27.83] 消去しても
[00:28.35] 消去しても
[00:28.88] 消去しても
[00:29.15] 消去しても
[00:29.70] 消去しても
[00:30.23] 消去しても
[00:30.75] 無くならないの
[00:32.08] とうに潰れていた喉
[00:33.13] 叫んだ音は既に列を成さないで
[00:34.88] 安楽椅子の上
[00:35.69] 腐りきった三日月が笑っている
[00:37.11] もう
[00:37.37] すぐそこまで
[00:37.91] すぐそこまで
[00:38.45] すぐそこまで
[00:38.97] すぐそこまで
[00:39.51] すぐそこまで
[00:39.77] すぐそこまで
[00:40.31] すぐそこまで
[00:40.84] すぐそこまで
[00:41.36] なにかが来ている
[00:44.02] 大声で泣いた後
[00:44.81] 救いの旗に火を放つ人々と
[00:46.42] コレクションにキスして
[00:47.47] 甘んじて棺桶に籠る骸骨が
[00:49.07] また
[00:49.34] どうかしてる
[00:50.02] どうかしてる
[00:50.30] どうかしてる
[00:50.83] どうかしてる
[00:51.10] どうかしてる
[00:51.62] どうかしてる
[00:52.15] どうかしてる
[00:52.68] どうかしてる
[00:52.95] そう囁いた
[00:54.29] 未来永劫誰もが
[00:55.34] 救われる理想郷があったなら
[00:56.94] そう口を揃えた大人たちが
[00:58.27] 乗りこんだ舟は爆ぜた
[00:59.78] 黒い星が
[01:00.05] 黒い星が
[01:00.57] 黒い星が
[01:01.11] 黒い星が
[01:01.63] 黒い星が
[01:02.17] 黒い星が
[01:02.44] 黒い星が
[01:02.96] 黒い星が
[01:03.49] 彼らを見ている
[01:06.15] 哭いた閃光が目に刺さる
[01:09.08] お別かれの鐘が鳴る
[01:11.46] 神が成した歴史の
[01:14.12] 結ぶ答えは砂の味がする
[01:16.78] 死んだ変数で繰り返す
[01:19.43] 数え事が孕んだ熱
[01:22.11] 誰かの澄んだ瞳の
[01:24.77] 色をした星に問いかけている
[01:50.00] 拾いきれなくなる悲しみは
[01:51.60] やがて流れ落ち塩になる
[01:52.92] 祈り 苦しみ 同情
[01:53.99] 憐れみにさえ じきに値がつく
[01:55.30] 今 背を向けても
[01:56.12] 背を向けても
[01:56.38] 背を向けても
[01:56.90] 背を向けても
[01:57.44] 背を向けても
[01:57.96] 背を向けても
[01:58.50] 背を向けても
[01:59.03] 鮮明に聞こえる悲鳴が
[02:00.63] 幸福を手放なす事こそ
[02:01.95] 美学であると諭す魚が
[02:03.28] 自意識の海を泳ぐ
[02:04.35] 垂れ流した血の匂いが立ちこめる
[02:05.67] 黒い星が
[02:06.20] 黒い星が
[02:06.73] 黒い星が
[02:07.53] 黒い星が
[02:07.79] 黒い星が
[02:08.33] 黒い星が
[02:08.86] 黒い星が
[02:09.39] 黒い星が
[02:09.92] 私を見ている
[02:44.98] 死んだ変数で繰り返す
[02:51.10] 数え事が孕んだ熱
[02:55.61] どこに送るあても無く
[03:01.19] あわれな独り言を記している
[03:06.24] 泣いた細胞が海に戻る
[03:09.15] 世迷言がへばりつく
[03:11.28] 燕が描いた軌跡を
[03:14.20] なぞるように灰色の雲が来ている
[03:16.86] 編んだ名誉で明日を乞う
[03:19.51] 希望で手が汚れてる
[03:21.90] あなたの澄んだ瞳の
[03:24.57] 色をした星に問いかけている
[03:27.22] 手を取り合い愛し合えたら
[03:28.28] ついに叶わなかった夢を殺す
[03:29.61] 思考の成れ果て
[03:30.68] その中枢には熱異常が起こっている
[03:32.53] 現実じゃない
[03:33.07] こんなの現実じゃない
[03:34.13] こんなの現実じゃない
[03:35.20] こんなの現実じゃない
[03:36.26] こんなの耐えられないの
[03:37.84] とうに潰れていた喉
[03:38.91] 叫んだ音は既に列を成さないで
[03:40.23] 安楽椅子の上
[03:41.30] 腐りきった三日月が笑っている
[03:42.53] もう
[03:43.06] すぐそこまで
[03:43.59] すぐそこまで
[03:44.13] すぐそこまで
[03:44.39] すぐそこまで
[03:44.92] すぐそこまで
[03:45.45] すぐそこまで
[03:45.98] すぐそこまで
[03:46.52] すぐそこまで
[03:47.05] なにかが来ている」
