Mafumafu - Umareta Imi Nado Nakatta
[00:13.84] 厚紙の箱に捨てられた 命ならば値打ちはないか?
[00:30.34] バス停 待合に渦巻く 見て見ぬふりの雑踏
[00:35.90] 書き損じはどうしようもないが それに勝る反吐が出ないか?
[00:41.71] その行方は今日日じゃ 誰も知らない
[00:49.61] 母の手を零れた 小さな命は
[01:01.17] 後部座席に勝る価値もない
[01:08.93] 何者にもなれる命で 救えるものひとつもないのだ
[01:19.05] これほどに器用な手先で 救えるものひとつもないのだ
[01:30.25] 僕たちは
[01:53.77] 底知れた愚鈍な世界だ 書き物に筆を取れども
[01:59.93] ぶちまけたインクのそれが ひどく適切ではないか?
[02:05.02] 死にたいかと言われりゃ 特に死ぬほどの孤独でもないが
[02:11.11] 生きたいか問われたら 何も言えない
[02:18.55] 虚しさに適した表情はどれだ
[02:29.79] 書き始めの言葉は『生まれた意味などなかった』
[02:43.21] 先見えぬ小説を読めば 捲り終えぬ世界があるのか?
[02:49.00] 振り向けば崩れる足場で 明日から何処へ向かうのだろう
[02:59.71] 僕たちは
[03:08.97] アンノウン アンノウン「私は誰だ」「貴方は誰だ」
[03:17.65] アンノウン アンノウン 消しては書いて 丸め捨てては
[03:23.34] アンノウン アンノウン 自分ひとつが未だ書けない
[03:28.70] 生まれた意味などないのか? 生まれた意味などないのか?
[03:34.38] 生まれた意味などないのだ
[03:37.68] 事切れぬものなんてないのに 救えるものひとつもないのに
[03:49.46] この命に意味などないのに 優しい明日なんてないのに
[04:01.03] 行かなくちゃ たとえ死に向かって歩いていたって
[04:07.48] 書かなくちゃ 当然余白も残っちゃいないが
[04:13.14] 知らなくちゃ 明日を この途方もない暗晦を
[04:19.48] 生きなくちゃ 生きなくちゃ 生きなくちゃいけない
